頭皮から古い油の臭いがするのは皮脂の酸化が原因?
頭皮の臭いは主に皮脂が原因になります。それは皮脂の異常分泌によって頭皮が脂っぽくなったり、逆に乾燥して頭皮環境が悪化し、頭皮から臭いを放つようになるからです。

なので頭皮の臭いを抑えるには皮脂量をコントロールすることが大切と言えます。

ですが皮脂による臭いは分泌する量に限った事ではありません。酸化することでも臭いの原因にもなります。その臭いは古い油臭さを感じるでしょう。そして悪化すれば臭いだけでなく頭皮にニキビや痒みも感じるかもしれません。

そこで、この皮脂の酸化による頭皮の臭いの特徴と発生原因、対策方法までを解説したいと思います。

皮脂の酸化は臭いを生み、育てる

皮脂は頭皮を守る存在ですが、酸化することで臭いを発生させます。それは皮脂の構成要素である脂肪酸が皮脂腺内や分泌後に酸化されることで臭い成分が生成されるからです。

特に皮脂腺内での酸化は厄介と言えます。それは脂肪酸を酸化させているのが過酸化脂質だからです。過酸化脂質は生活習慣病の原因であり体にとって有害な物質ということを知っている方も多いのではないでしょうか?実はこの物質は臭いに対してもいいことがありません。

過酸化脂質は一度発生すると連鎖的に脂肪酸と反応して新たに過酸化脂質を生み出して、さらに反応を続けてしまいます。つまり、どんどん臭い成分を生み出してしまうのです。

しかもこの酸化した古い脂は雑菌やカビにとって大好物。私たちで言うスイーツやジャンクフードのようなものと言えるでしょう。そんなご馳走がたくさんある場所には雑菌がどんどん増え、ますます臭いがキツくなってしまいます。

つまり、皮脂の酸化は臭いを発生するだけでなく新たな臭いの発生にも貢献してしまっているのです。

なぜ皮脂の酸化が起きてしまうの?原因は?

ではなぜ皮脂の酸化は起きてしまうのでしょうか?その原因は2つあります。

皮脂が過剰に分泌されて毛穴につまるから

皮脂が過剰に分泌されて毛穴につまるという事は、腺の出口を塞いでいることになります。そのため新たな皮脂が分泌されにくくなり、そこで長時間とどまる事でまさに古い油が酸化して臭くなるようにニオイを放つのです。

体内に活性酸素が増えるから

活性酸素は体を外敵から守るために働きますが、多すぎると体を傷つけてしまいます。特に体の構成要素のひとつである脂質はもっとも活性酸素から酸化されやすい成分です。

実はこの脂質が活性酸素によって酸化させるのが先ほど出てきた過酸化脂質なんです。つまり、臭いの元となる過酸化脂質ができてしまうのは体内に活性酸素が増えることが原因なのです。

皮脂の酸化による臭いの発生を防ぐ対策方法は?

皮脂の酸化による臭いの発生を効果的に防ぐには、体内と体外の両方から対策してあげることが必要です。

毛穴に詰まることで起こる皮脂の酸化は頭皮環境を整える

毛穴に詰まることで起こる皮脂酸化を防ぐには、頭皮環境を整えたり生活習慣を整えることです。特に原因となる過剰な皮脂分泌は、「頭のニオイ原因は皮脂にあり!皮脂の異常分泌が頭皮を臭くする?」でも紹介した通り、ストレスや食生活の乱れ、洗いすぎによって起こります。なので、以下の対策が有効です。

ストレスを溜めない!解消するようにする

ストレスによって交感神経が優位になると男性ホルモンの生成が促され、皮脂の分泌が多くなります。なので趣味などをして副交感神経を優位にさせてリラックスしましょう。

洗いすぎを避け、頭皮にやさしいシャンプーを使用する

頭皮環境の悪化は界面活性剤入りなど洗浄力が強すぎたり、刺激が強いシャンプーによる影響が一番大きいと言えます。このようなシャンプーは決して頭皮によくありません。臭いだけでなく頭皮トラブルやこれから育つ髪のためにも、頭皮にやさしいシャンプーを使いましょう。
危険なシャンプーが頭皮を臭くする!頭皮に良くない成分とは?

正しいシャンプー方法を実践する

正しいシャンプー方法を実践する
間違ったシャンプー方法は毛穴に汚れをつまらせたり、頭皮を傷つけてしまったりしてしまう恐れがあります。なので正しいシャンプー方法は頭皮に臭い対策と頭皮の健康維持には欠かせません。正しいシャンプー方法によって余分な皮脂は除去され、頭皮の臭い予防にもなります。

頭皮の美容液で皮脂バランスを整える

頭皮の乾燥も皮脂の分泌を促すことになります。それに雑菌に対する抵抗力も落としてしまうので結果的に頭皮を臭くします。なので、頭皮用の美容液やオイルで保湿をしてあげること効果的です。使用する美容液やオイルは、できるだけ皮脂に近い天然の成分のものにしましょう。
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動物性の油を取りすぎない

皮脂の原料は油です。この油は食べ物から作られるので、油物をたくさん摂取すればそれだけ皮脂の分泌量も多くなります。

皮脂腺内の酸化は活性酸素による影響を小さくする

活性酸素は多すぎなければ体にとって必要な存在です。それに体には活性酸素から酸化を防ぐ抗酸化機能があります。なので基本的には害はありません。

しかし、活性酸素が多くなりすぎて体が対処しきれなくなると皮脂腺内での酸化も多くなります。そのため皮脂腺内の酸化による臭いの発生を防ぐには、活性酸素を増やしすぎない、体の抗酸化機能を高めることです。

活性酸素の主な発生原因は生活習慣や食生活の乱れであるため、以下の対策が効果的です。

ビタミン類を多く含む食品を食べる

ビタミンは抗酸化物質であり、活性酸素による細胞の酸化を防ぐ効果があると言われています。中でもビタミンCには体臭を抑制する効果も期待できます。ビタミン類は生野菜や果物に多く含まれているので、積極的に摂取しましょう。

お酒を飲みすぎない

適度な飲酒はストレス解消になるので良いのですが、飲みすぎると肝臓でのアルコール分解時に大量の活性酸素を発生させてしまいます。

食べ過ぎない

食べ物が体の中に入ると燃焼して体に吸収できるように栄養に分解されます。この時に酸素を使います。そのため食べ過ぎは酸素を大量に消費し、活性酸素の発生率を高めてしまうのです。腹8分目が良いと昔から言われていますが、これは確かなようですね。

動物性よりも植物性の良質な油を取るようにする

動物性よりも植物性の良質な油を取るようにする
皮脂の脂肪酸は食べ物で摂取した脂肪酸によって構成されます。そのため酸化されやすい動物性の油に多く含まれる飽和脂肪酸よりも、酸化しにくい不飽和脂肪酸を取り入れた方が活性酸素による影響を小さくすることができます。

不飽和脂肪酸は、亜麻仁油やエゴマ油、魚に多く含まれるDHA、EPAなどの良質な油です。美容や健康にもいいので積極的に取り入れましょう!

ストレスを溜めない

ストレスによって副腎から抗ストレスホルモンが分泌される際に活性酸素が発生します。気分転換や適度な運動などで時々発散させてあげましょう。

まとめ

頭皮の臭いは皮脂の分泌量に影響されますが、それだけでなく酸化によっても臭いを放つことがあります。その原因となるのが皮脂の過剰分泌と活性酸素の増加です。

中でも皮脂の過剰分泌による皮脂の酸化が頭皮に与える影響は臭いだけではありません。頭皮のニキビや痒みなどの頭皮トラブルを引き起こしたり、血行不良によって新たに育つ髪にも悪影響を与えます。

健康な頭皮は体の内側と外側から対策してあげることです。両方を実践していい匂いを放つ健康な頭皮を目指しましょう!

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