頭皮の皮脂が持つ役割とは!?健康な頭皮に欠かせない存在?
頭皮の皮脂は、臭いやフケ、抜け毛など頭皮トラブルの原因言われ、嫌われています。CMやテレビなどでも毛穴に詰まった皮脂が抜け毛や臭いになるという表現がされていますね。

そのため、健康な頭皮を保つためには、皮脂を徹底的に落とすことが欠かせないという印象が強いのではないでしょうか?

しかし、それは間違っています。確かに過剰な皮脂は良くありませんが、徹底的に皮脂を除去するのも良くありません。それは皮脂には頭皮を健康に保つために大切な役割があるからです。

そこで、臭いやフケ、抜け毛などあらゆる頭皮トラブルの原因として嫌われがちな皮脂の大切な役割について紹介します。

皮脂の役割とは?

皮脂は臭いやフケなどの原因であり、あまりいいイメージがありません。しかし、皮脂は頭皮の健康維持に欠かせない存在です。

皮脂腺から分泌された皮脂は、汗と混ざることで皮膚全体を覆うように皮脂膜を形成します。この皮脂膜は肌バリアとも言われ、以下のような働きがあります。

  • 保湿
  • 殺菌・抗菌
  • 刺激の緩和
  • 毛髪へのうるおい

保湿を保ってくれる

水分がなくなって頭皮が乾燥してしまうと、あらゆる頭皮トラブルの原因になります。
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頭皮のうるおいに最も貢献しているのは、実は皮脂膜ではなく角質層にあるセラミドなどの細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)です。ですが、これらの水分の蒸発を防いでくれているのが皮脂膜なのです。

ですから皮脂膜がなくなると、水分が蒸発しやすくなり、頭皮がカサカサ状態になります。これはフケが多くなる原因でもあります。
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殺菌・抗菌をしてくれる

皮脂が頭皮に存在する良い常在菌によって分解されると、脂肪酸が生成されます。この脂肪酸によって、雑菌が繁殖しにくい弱酸性の頭皮環境に保つことができます。

なので、皮脂膜と常在菌両方の存在が欠かせません。殺菌シャンプー剤は雑菌だけでなく、この常在菌も死滅させてしまうので注意が必要と言えるでしょう。

髪の毛のコーティング剤になる

皮脂が髪の毛をコーティングすることで、髪の毛のうるおいや滑らかさを保ちます。この自然の油によるコーティングによってパサつきや静電気を防いでいるのです。

そのため皮脂が不足すると、髪の毛が傷みやすくやすくなってしまいます。傷んだ髪も臭いの元です。

外敵や刺激から頭皮を守っている

皮脂膜によって雑菌やウイルスが皮膚内へ侵入するのを防いでいます。また、外部の刺激の軽減や紫外線などが直接皮膚に触れないようにしているもの皮脂膜です。

皮脂膜がなくなれば、皮膚内に雑菌が侵入して炎症を起こしやすくなりますし、刺激に対しても過敏になってしまいます。

皮脂の徹底除去は頭皮をどんどん不健康にする原因!?

頭皮の皮脂は適度な量が一番です。多すぎても少なすぎてもいけません。特に最近では「皮脂=悪いもの」という印象が強いため、徹底的に除去しがちです。
皮脂の徹底除去は頭皮をどんどん不健康にする原因!?
しかし、それは頭皮を傷めていると同じ。皮脂膜が形成されにくくなり、フケや痒みなどの頭皮トラブルが発生しやすくしてしまいます。

しかも皮脂を徹底的に除去してしまうと、それに慣れてしまって少し皮脂が出ただけで気持ち悪く感じるようになってしまいます。

皮脂の分泌量は食生活や生活スタイル、健康状態によって変化します。ですが、これによって皮脂の分泌が多いからと気になり、洗う回数を増やしたり、より洗浄力が強いシャンプー剤を使うようになるでしょう。すると、さらに乾燥を慢性化させて頭皮をどんどん不健康にしてしまいます。

なかなか自分でも分からないほどの変化です。気づきにくいのも悪化させやすい要因と言えるでしょう。

まとめ

皮脂はあまりいいイメージがないので、少しでも存在するといけないと思うかもしれませんが、そうではありません。皮脂には頭皮を守るための役割があります。

  • 保湿
  • 殺菌・抗菌
  • 刺激の緩和
  • 毛髪へのうるおい

そのため、ある程度皮脂が存在していなければ、健康な頭皮は維持できないのです。

皮脂は全身から分泌されています。たくさんの精密な機能を持つ人間の体にとって、これがただの老廃物の訳がありません。そこにはちゃんと意味があって分泌されているのです。ですから、正常に分泌される皮脂は頭皮に問題を与えません。

皮脂が頭皮に悪影響を与えるのは、古い酸化した皮脂が残っていたり、過剰に分泌された皮脂です。この過剰に分泌される皮脂は、洗い過ぎによる皮脂不足が要因になります。

なので、強すぎないシャンプー剤で正しいシャンプー方法を実践し、洗い過ぎや洗い残しがないようにしましょう。

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