柿渋は日本人にとって馴染み深く、古くからさまざまな用途に使われてきました。最近になって柿渋の持つ効能から頭皮の臭い対策に効果的と言われています。それだけでなくトータルの頭皮ケアとしても役立つということで注目されています。

でも、具体的にどのような効果があるのか疑問に感じていませんか?

そこで今回は柿渋の効果と頭皮の臭い対策として効果的な使い方について紹介します。

柿渋とは?

柿渋は、渋柿の果汁を発酵させたものから得られる液体です。日本人にとって昔から親しまれており、平安時代からその防腐・防虫・防水効果に着目されてきました。

建築用の木材の下地や塗料、衣類の染料などにも使われています。医学においてもノロウイルスへの抵抗力や、悪酔いを防止してくれる作用、ガン細胞の活性化を抑制させる効果などが発見されています。

また、柿渋が注目される最大の特徴は、主成分であるポリフェノールの一種「タンニン」が豊富に含まれているという点です。このポリフェノールは植物の葉や種などから抽出される成分であり、高い抗酸化作用があるとされています。

ポリフェノールと聞くとワインに多く含まれていることが有名かもしれません。しかし、特に柿渋の主成分である柿タンニンは、赤ワインの20倍ものポリフェノールが含まれていると言われているのです。

柿渋の臭いを防ぐ4つの効果

柿渋を頭皮の臭い対策として使うことで得られる効果は4つあります。

1.本当の意味で臭いを消す消臭効果がある

柿渋に多く含まれている柿タンニンには高い消臭作用があるとされています。しかもこの消臭作用は特別です。

柿タンニンは単にマスキングしたり、臭い物質を空中に浮遊しないように抑え込むだけではありません。悪臭の元となる成分と結合し、全く別の成分にして臭いを元から絶ってくれるのです。

そのため柿渋には誤魔化しではなく、本当の意味で臭いを消す効果があると言えるのです。

2.抗酸化作用によって皮脂や汗の酸化を防ぐ

柿渋の主成分であるタンニンには高い抗酸化作用の効能があると言われています。

抗酸化作用とは活性酸素などによる酸化を防ぐ作用です。活性酸素は決して悪いものではありませんが、多くなりすぎると頭皮の臭いやトラブルの原因になります。

なので抗酸化作用がある柿渋は、活性酸素によって臭いや頭皮トラブルの元である古い皮脂や汗が酸化されるのを防ぐのに役立ちます。

また、タンニンは緑茶にも含まれていますが、柿渋に含まれているタンニンの含有量は緑茶の70倍以上も多いと言われています。

3.殺菌・抗菌作用によって菌の活動を抑える

柿渋には殺菌・抗菌効果があるとされています。

臭いの発生は菌が増えすぎることにあります。そのため、柿渋には菌の増殖による臭いの発生を予防する効果が期待できるのです。

4.収れん作用によって頭皮環境を整える

柿渋に多く含まれるタンニンには強い収れん作用がります。これが柿渋に強い渋みがある理由です。

柿渋を肌に塗ることで汗腺や皮脂腺を引き締め、汗や皮脂の分泌を抑えてくれます。特に皮脂の分泌が多くなると頭皮トラブルの要因になります。

なので、柿渋を頭皮に塗ることは臭いの発生を予防するだけでなく、頭皮環境を整える効果も期待できるのです。

柿渋の効果的な使い方

シャンプーとして

シャンプーとして
柿タンニンを含むシャンプーを使うことで、柿タンニンが持つ消臭効果や殺菌・防菌効果、抗酸化作用によってさまざまなニオイを消すのに役立ちます。特に柿タンニンはアンモニアやイソ吉草酸、ノネナールなどの悪臭の元となる臭い成分の消臭に強いです。

ただしこの消臭効果についてはシャンプーの場合、洗っている時だけです。すすげば成分も落ちてしまうので、柿渋入りシャンプーによって消臭作用が持続するという効果は期待しない方がいいでしょう。

ですので柿渋をシャンプーで使う場合、その消臭効果はあくまで洗っている時の消臭に役立つというとこです。普通のシャンプーだと臭いが消えないというのであれば柿渋入りシャンプーは有効だと言えます。

柿渋入りシャンプーをご紹介!

いくつか柿渋入りのシャンプーをご紹介しますね。

太陽のさちEX 薬用コンディショナーインシャンプー

 

薬用太陽のさちEX柿渋コンディショナーインシャンプー
太陽のさちEX 薬用コンディショナーインシャンプーは臭い対策に重点を置いているシャンプーです。徹底的に臭い対策をしたい人、肌が強い人向きです。カキタンニンの他に消臭効果が期待できるチャエキス、ローズマリーエキス、クマザサエキス、セージエキスが配合してます。

有効成分には「イソプロピルメチルフェノール」と「グリチルリチン酸ジカリウム」を使用。イソプロピルメチルフェノールは抗菌作用があるので、ニオイの原因となる菌の増殖を抑えるのに役立ちます。そしてグリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症作用がある成分です。痒みや炎症などの頭皮トラブルの悪化を防ぐのに役立ってくれます。医薬部外品なので、普通のシャンプーよりも効果が期待できます。

ただ、健康な頭皮環境にはある程度の常在菌が必要不可欠です。滅菌状態にした状態では、常在菌バランスが崩れて肌バリアが壊れてしまう懸念があります。そのため、イソプロピルメチルフェノールのような殺菌・抗菌作用があるシャンプーを常時使い続けるのは個人的におすすめしません普段は別のシャンプーを使って、ニオイを抑えたいここぞというときに使う程度にすることをおすすめします。

洗浄成分はヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液がベースになっています。この洗浄成分は両性界面活性剤で、とても低刺激です。ただ、これだけだと洗浄力不足なので、そこに洗浄力が高めのラウレル硫酸Naとヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム(ココイルメチルタウリンNa)を加えて補っています。さらにN-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン液(ココイルグルタミン酸TEA)も配合です。

こんな感じで結構洗浄力はやや高めになっています。人によっては洗浄力が少し強すぎるかもしれませんので、乾燥タイプの方は注意が必要です。

また、刺激性がある塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースが使われています。これはよく静電防止剤や髪のコンディショニング剤として使われる成分です。髪には問題ないけど頭皮につくと刺激があります。少量なら刺激はほとんどないのですが、このシャンプーの成分表を見ると一番はじめに表示されています。つまり、結構多めに含まれているんです。そのため、敏感肌やアトピー体質の方はこのシャンプーは避けた方がいいですね。

SOC 柿渋配合シャンプー

 

SOC 柿渋配合シャンプー
SOC 柿渋配合シャンプーはマイルドな洗い心地が特徴の肌にやさしいノンシリコン柿渋入りシャンプーです。

洗浄成分はラウラミドプロピルベタインを主体とし、そこにアミノ酸系界面活性剤であるラウロイルメチルアラニンNaと非イオン界面活性剤というやさしい洗い心地に設定されているシャンプーです。そのため、乾燥タイプの方におすすめです。

ただ、皮脂量が多い方にとっては洗い残しが懸念されます。特に普段がっつり皮脂を落とすシャンプー使っている方が使うと、洗浄力を感じるかもしれません。なので、皮脂量が多い方が使う場合はいつもよりも丁寧に洗う必要があるでしょう。

また、抗炎症作用があるグリチルリチン酸ジカリウムが含まれており、頭皮の炎症を抑えるのに役立ちます。あと価格も1,000円以下というお手頃なのもいいところですね。

BELTA ベルタシャンプー

 

BELTA ベルタシャンプー・ベルタトリートメント
BELTA ベルタシャンプーは頭皮ケアと無添加に徹底的こだわっている天然由来成分100%の柿タンニン入りのシャンプー。臭いも気になるけど、頭皮ケアもしたいという方におすすめです。

柿タンニン以外の消臭作用があるとされる成分には茶葉エキスが使用されています。さらに保湿成分などの頭皮ケアに役立つとされている植物成分を業界最大78種類も配合しています。

洗浄成分は肌にやさしいアミノ酸系界面活性剤であるライロイルメチルアラニンNaをベースにしています。この洗浄成分はアミノ酸系界面活性剤の中でも適度に脱脂力と洗浄力があり、アミノ酸系の中でも質の高い成分です。

さらにそこに両性界面活性剤のコカミドプロピルベタインとアミノ酸系界面活性剤のココイルグルタミン酸TEAによって洗浄力不足を補っています。共に低刺激でやさしい洗い心地の洗浄成分なので、頭皮にできるだけ負荷がかからないような配慮がされています。また、コカミドメチルMEAが含まれているので、泡立ちもよく使い心地にも考慮されています。

ただ、価格が高いのが難点。公式での定期購入が一番安いのですが、初回は3,000円程度だけど2回目から4,000円超えてきます。(単品購入だと送料合わせて4,000円くらい。)それに定期購入に縛りがあるという点でちょっと気軽に手を出せないシャンプーです。

柿のさち スカルプケアディープクリアシャンプー

 

スカルプ ケア ディープ クリア シャンプー

柿のさち スカルプケアディープクリアシャンプーはコスパに優れた柿渋入りシャンプーです。徹底的に臭い対策をしたい人向きです。

有効成分には抗炎症作用がある「グリチルリチン酸ジカリウム」を使用。頭皮の炎症を抑えるのに役立ちます。そして、柿渋以外にも消臭効果が期待できる茶エキス、炭、クマザサエキスも配合しています。

しかもスカルプケアディープクリアシャンプーは化粧品ではなく医薬部外品です。そのため普通のシャンプーよりもニオイ対策への効果が期待できます。

洗浄成分は洗浄力が高めのラウレル硫酸Naがベースになっています。そこにヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドを使うことで、ラウレル硫酸Naの頭皮への刺激を緩和している感じですね。

さらに赤ちゃん用の洗剤によく使われる低刺激のラウリン酸アミドプロピルベタイン液を使っていますが、総合的にやはり結構洗浄力高めです。そのため臭いを取り除くという点では確か優れていますが、人によっては洗浄力が少し強すぎる印象があるので、洗い過ぎにならないように注意が必要と言えるでしょう。

ですが、加齢臭やしつこい頭皮のニオイをとにかく手っ取り早く何とかしたいという方に向いているシャンプーです。

臭いを抑えるなら美容液がおすすめ

シャンプーは一時的に臭いを消すのに優れていますが、やはり臭いを抑えるという点ではほとんど効果は期待できません。しかし、頭皮に使う美容液であれば成分が残るので、柿渋の消臭効果を持続させることができます。

なので臭いを抑えるということを目的で柿渋を使うのであれば、頭皮用美容液として使うのがおすすめです。

オルタニカ スカルプエッセンス

例えば、「オルタニカ スカルプエッセンス」です。

この美容液は炎症や乾燥、雑菌の繁殖を防ぐことで頭皮環境を整えることを目的としてつくられています。そのため、柿渋以外にも炎症やかゆみ、フケを防ぐ効果に優れている甘草(グリチルリチン酸2K)やツボ草エキス、高麗人参などが含まれています。

また保湿成分には植物性ヒアルロン酸のハイビスカス葉エキスとヒアロリペアを使用。ヒアロリペアはバリア機能を回復する作用があることから修復型ヒアルロン酸と言われています。

頭皮のバリア機能は臭いを抑えるのに欠かせません。なのでヒアロリペアが使われているのはいいですね。

そして植物性ヒアルロン酸のハイビスカス葉エキスは自社農園でオーガニック栽培をしているものだけを使用するなど品質面でもこだわっているんです。

もちろん頭皮のことを考えているので、地肌にやさしいつくりになっています。石油系界面活性剤、シリコン、合成香料、着色料など使っていません。

お得な定期コースは1回目から解約でき、休止・変更も自由。しかも60日間返金保障がついているので、万が一肌に合わなかった場合などはじめて試す方でも安心です。これで1日中頭皮のニオイとはおさらばですね。
公式サイトはこちら

サプリとして

サプリとして
柿渋はそのままでは渋くて食べれません。なので食事ではなく、サプリから取り入れるのが効果的な摂取方法と言えます。サプリで摂取することで体の中で発生する臭いの消臭と抗酸化作用により、頭皮の臭いを和らげる効果が期待できます。

また、タンニンにはメラニンを作る細胞の増殖を抑制する働きもあるので、美白作用にも役立ちます。

まとめ

柿渋を使ったシャンプーや美容液を使うことで臭いを消臭するだけでなく、発生を抑えることができます。また、体の外側と内側の両方から臭い対策ができる優れものです。

数ある柿渋商品の中から自分に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか?

柿渋を効果的に使用して頭皮の臭い対策をしましょう。ただ、柿渋に頼りにし過ぎるのもよくありません。食生活を整えたり、日頃から清潔を保つ意識も欠かせないようにして下さいね。

頭皮の臭いに効くシャンプーについては以下でも紹介しているので、興味がある方は参考にしてみてください。
頭皮の臭いに効くおすすめのシャンプーを厳選!

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