ポリフェノールの種類と効果のまとめ!頭皮臭を体の内外で防ぐ
抗酸化物質は体のサビを防ぎ、いつまでも若くありたい人にとって欠かせない栄養素です。そしてこの抗酸化物質は、頭皮の臭い対策でも欠かせません。それは頭皮の臭いは皮脂の酸化も原因になるからです。

抗酸化物質というと真っ先に何が思い浮かびますか?多くの人はビタミンCやビタミンEと思い浮かべるかもしれませんね。

しかし、ポリフェノールも同じくらい高い抗酸化作用があります。しかもポリフェノールの中には抗菌・消臭作用が強い種類もあります。そのため、食べるだけでなくシャンプーや頭皮用の美容液に混ぜれば、直接頭皮の臭いを防止する働きもしてくれるスグレモノなのです。

そこでこのポリフェノールの種類と効果、頭皮の臭いへの効果を解説します。

ポリフェノールが頭皮の臭い予防に役立つ理由

なぜポリフェノールが頭皮の臭い予防に役立つのでしょうか?それはポリフェノールの持つ高い抗酸化作用があること。そして、種類によっては強い抗菌・収れん・消臭作用もあるからです。

抗酸化作用によって皮脂の酸化による臭いを防ぐ

頭皮の臭は主に皮脂が皮脂腺内や分泌された皮脂が汗やフケなどと混ざって酸化したり、雑菌が繁殖することで臭いを放ちます。そのため、頭皮の臭いを予防するにはこの皮脂の酸化を防いだり、雑菌の繁殖を抑えることが欠かせません。

雑菌の繁殖や分泌した皮脂の酸化による臭いは、頭皮表面でシャンプーや美容液などで対策ができます。しかし、皮脂腺内で起こる酸化はそうはいきません。なぜなら、皮脂腺は皮膚の下の真皮にあり、そこで起こる酸化は体内で発生した過酸化脂質によって引き起こされるからです。

そのため、頭皮表面だけの対策では十分とは言えません。そこでポリフェノールなどの抗酸化物質の摂取することで、体の中の過酸化脂質による皮脂の酸化を防ぐのに役立つのです。

強い殺菌・消臭作用で外側からも臭いを防ぐ

ポリフェノールは抗酸化だけでなく臭いを防ぐ作用もあります。それはOH基を複数もつ構造をしているからです。これがポリフェノールが高い抗酸化作用をもつ理由ですが、消臭作用がある理由でもあります。このOH基を複数持つことでまるで網のようになり、そこに臭い成分を吸着してしまうのです。

また、ポリフェノールの中には強い殺菌・消臭作用がある種類もあります。そのため頭皮の臭いを消すだけでなく予防する効果も期待できるのです。

ポリフェノールの主な種類と効果・効能

ポリフェノールの主な種類と効果・効能
ポリフェノールは体に良いとよく耳にしますが、ポリフェノールという一つの栄養があるわけではありません。いろんな種類があり、なんとその数300種類ほどあります。

大きく分けるとポリフェノール類とフラボノイド類に分けられます。主なのがフラボノイド類で、これだけでも4000種類ほどあると言われているので驚きです。なので、何かしら植物を食べればポリフェノールが少なからず取れていると言えるでしょう。

しかし、ポリフェノールは抗酸化作用以外にも種類によって効果・効能があります。それぞれの種類と強みの効果・効能を知り、目的に合わせて摂取すると効果的です。

ポリフェノール類の種類と主な効果・効能

アントシアニン

赤や紫の色素成分で、目の疲れや視力に良いとされています。ただ、直接目に作用するわけではありません。アントシアニンが目の網膜にあるロドプシンを作るのを促してくれるからです。
主な食べ物ブルーベリー、赤ワイン、スイカなど。

カテキン

カテキンはご存知お茶に多く含まれている渋み成分です。抗酸化作用がとても強く、ビタミンEの80倍もあると言われている抗酸化キング!

がん細胞の抑制やコレステロール値を下げる効果もあるとされ、生活習慣病予防にも役立ちます。また、殺菌作用もあるため口臭予防にもなります。
主な食べ物緑茶や烏龍茶、紅茶などのお茶類。

カカオマスポリフェノール

ストレス緩和や疲労回復、アレルギーを抑えたりする働きがあると言われています。
主な食べ物ココア、チョコレートなど。

ルチン

ビタミンCの吸収を助けたり、酸化を防いでくれるのでビタミンCの働きを助けてくれます。また、血圧を下げたり血管を強くするので脳卒中などの予防に最適です。
主な食べ物そば、いちじく、トマトなど。

フェルラ酸

活性酸素を除去するほどの強い抗酸化作用があるので、酸化防止剤として使われています。しみ予防や美白効果があるとされ、化粧品などでもよく使われています。
主な食べ物玄米、米ぬか、麦など。

フラボノイド類の主な効果・効能

フラボノイド類には大きく分けて6つに分けられます。

  • フラボノール類
  • フラボン類
  • イソフラボン類
  • フラバノン類
  • カテキン類
  • アントシアニン類

カテキンとアントシアニンは、ポリフェノール類とフラボノイド類の両方に分類できます。

フラボノール類

フラボノール類にはケルセチン、ケンフェロールなどの種類があります。

ケルセチンは悪玉コレステロールによる酸化を予防する効果が高いと言われています。そのため血液サラサラにし、動脈硬化や高血圧などに効果が期待できます。また、脂肪の燃焼を促進する作用もあり、ダイエットにも最適です。
主な食べ物玉ねぎ、そばなど。

フラボン類

フラボン類にはアピイン、ルテオリンなどがの種類があります。

アピインは頭痛緩和やイライラを鎮めたりする効果があると言われています。セロリやパセリに多く含まれており、あの独特の香り成分がアピインです。
主な食べ物セロリ、パセリなど。

ルテオリンは免疫正常化やアレルギー対抗作用があるとされ、花粉症やアトピー性皮膚炎を抑えるのではないかと研究されています。
主な食べ物えごま、しそ、ピーマンなど。

イソフラボン類

女性ホルモンと同じような働きをしてくれるのがイソフラボン類です。そのため、閉経後のホルモンバランスの乱れから起こる更年期の症状をやわらげてくれます。ただし、イソフラボンの過剰摂取は逆効果という報告があります。サプリメントなどで取りすぎには注意が必要です。
主な食べ物大豆、豆腐、豆乳など。

フラバノン類

ヘスペリジン、ナリンゲニンなどの種類があります。毛細血管を強化したり、抗アレルギー、コレステロールの抑制などの作用があります。
主な食べ物みかん、レモンなどの柑橘類全般。

どのくらい食べればいいの?過剰症の心配はない?

最近の研究などで1日の摂取量は1500mg程度が良いと言われていますが、必要量についてはまだ明確に決められていません。ポリフェノールは水溶性で体に蓄積しないので、基本的に摂取上限もありません。また、速攻性もあり食べてから30分程度で体内で作用し始めます。

これはいいことだらけじゃないか!大量に食べよう!と思うかもしれません。しかし、ポリフェノールは2~3時間程度で体外に排出されてしまいます。そのため一度に大量に食べても意味がありません。

ですので、ポリフェノールの効果を持続させるには毎日継続してこまめに摂取することです。

また、イソフラボンの過剰摂取は逆効果という報告もされています。なので体に良いからと言って同じものばかり摂取するのではなく、普段の食事でいろんな食材をバランスよく食べることが大切です。ポリフェノールはほとんどの植物に含まれているので、いろいろな食材を食べれば十分摂取できると言えます。

外側からも頭皮の臭いが予防できるポリフェノール

外側からも頭皮の臭いが予防できるポリフェノール
ポリフェノールには頭皮の臭い予防に効果的な種類もあります。それが茶葉に多く含まれるカテキンと柿渋でお馴染みのタンニンです。

これらには抗酸化作用だけでなく高い殺菌・消臭作用もあります。特に消臭に関しては、ポリフェノールの臭いを包み込む作用だけでなくタンニン酸によって酸化還元反応をし、臭い成分そのものを無効化する力があります。つまり、分子レベルで臭いを除去してくれるのです。

そのため摂取すれば抗酸化作用と合わせて消臭効果も期待でき、体臭サプリメントの成分としても使われています。当然この消臭作用は体外でも同じ。シャンプーや美容液の成分として使えば頭皮の臭い消臭になるのです。しかも殺菌作用もあるので雑菌の繁殖も抑えてくれます。

カテキンとタンニンは、体の外側と内側から臭いを防いでくれる臭い対策には最適なポリフェノールと言えるでしょう。

まとめ

ポリフェノールにはさまざまな種類があります。また、高い抗酸化だけでなく種類によって強い効果・効能が異なります。なので目的に合わせてポリフェノールを利用するといいでしょう。

特に頭皮の臭い対策では、抗酸化作用と合わせて殺菌・消臭作用があるカテキンとタンニンは最適なポリフェノールと言えます。

また、単に抗酸化だけを目的とするのであれば、サプリメントなどを利用しなくてもいろいろな食材を食べることで十分摂取できます。最近の日本人のポリフェノール摂取量が低いと言われるのは、偏った食生活が原因なのかもしれません。

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